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『リスケ(返済猶予)』は恥ではない。資金ショートを未然に防ぎ、事業を再生させる銀行交渉の極意

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「来月の返済が、どうしても厳しい……」 深夜、一人で資金繰り表を見つめながら、絶望感に襲われてはいませんか?

多くの誠実な経営者ほど、「銀行への返済を止めるなんて、経営者失格だ」「一度リスケ(条件変更)をしたら、二度と再起できない」と考え、自分を追い詰めてしまいます。

しかし、資金調達のプロである「財務の匠」からお伝えしたいのは、「リスケは敗北ではなく、事業を守り抜くための『戦略的休息』である」ということです。

本記事では、資金ショートという最悪の事態を回避し、銀行と手を取り合って事業を再生させるための「交渉の極意」を解説します。

そもそも「リスケ(条件変更)」とは何か?

リスケジュール(Reschedule)、通称「リスケ」とは、借入金の返済条件を一時的に変更してもらうことを指します。

具体的には、以下のような処置が行われます。

  • 元金の返済を一定期間(半年〜1年など)猶予してもらう(利息のみの支払いにする)
  • 毎月の返済額を減額し、返済期間を延長する

最大の目的は、「流出するキャッシュを止め、手元の現預金を確保すること」です。会社が倒産するのは、赤字になった時ではありません。「現金がなくなった時」です。リスケはその現金を死守するための、合法かつ真っ当な経営判断なのです。

「恥」という感情が、会社を倒産させる

なぜ、多くの経営者がリスケを躊躇うのでしょうか。そこには「銀行への申し訳なさ」や「世間体」という感情的な壁があります。

しかし、銀行の担当者が最も困るのは、ギリギリまで隠し通された末の「突然の不渡り」です。 「返済のためにサラ金や親戚からお金を借りて、結果として傷口を広げてしまった……」 このようなケースを、私たちは何度も見てきました。

リスケは恥ではありません。むしろ、危機を早期に察知し、対策を講じる「経営能力の証明」です。 銀行にとって、あなたは「守るべき顧客」であり、彼らもまた「貸し倒れ」を望んでいないという事実を忘れないでください。

リスケ交渉の成否を分ける「タイミング」と「準備」

リスケ交渉には、絶対に外してはいけない「作法」があります。

① 「現金が底を突く前」に動く

目安は、手元の現預金が月商の1ヶ月分を切るタイミング、あるいは3ヶ月先の資金繰り表でマイナスが確定した時点です。 「もう払えない」となってから行くのではなく、「このままだと3ヶ月後に払えなくなるので、今のうちに手を打ちたい」という先手の相談こそが、銀行の信頼を勝ち取ります。

② 必要なのは「経営改善計画書」という設計図

銀行がリスケを認めるための唯一の条件は、「一時的に休めば、この会社はまた元気になって返済してくれる」という確信です。

  • なぜ資金繰りが悪化したのか?(外的要因、内部要因の分析)
  • どんなコストカットを行うのか?(役員報酬の減額、経費の削減)
  • どうやって売上を回復させるのか?(具体的なアクションプラン)

これらをまとめた「経営改善計画書」が必要です。「頑張ります」という精神論ではなく、数字に基づいた「再建のシナリオ」を匠の精度で作り上げる必要があります。

銀行担当者を「味方」にする交渉の極意

銀行交渉は対決ではありません。担当者に「この社長を助けるための稟議を書きたい」と思わせる協力体制の構築です。

  • 情報の完全開示(ディスクロージャー): 隠し事は一切なし。資産背景や他行の状況もすべてさらけ出すことで、担当者の疑念を払拭します。
  • 経営者の痛みを最初に見せる: 従業員の給与や取引先への支払いを守るために、まずは「経営者自身の身を削る(役員報酬のカット等)」姿勢を真っ先に提示しましょう。
  • 「リスケ期間中」の約束を徹底する: 「毎月、試算表を提出する」「進捗を報告する」といった小さな約束を守り続けることで、失いかけた信用は少しずつ、しかし確実に回復していきます。

まとめ:再起のための「時間」を勝ち取ろう

リスケをすることで、確かに一時的に新規の借入は難しくなります。しかし、毎月の返済負担がなくなることで、経営者の意識は「資金繰り」から「本業の立て直し」へと180度転換することができます。

リスケで勝ち取るのは、お金ではなく「時間」です。 その時間を使って、事業モデルを磨き直し、筋肉質な体質へと生まれ変われば、数年後には必ず「あの時の決断が正解だった」と言える日が来ます。

「もう限界かもしれない」と一人で抱え込んでいる経営者様へ

「財務の匠」は、数多くの厳しい交渉現場に立ち会ってきました。銀行が納得せざるを得ない「実効性の高い再建計画」の策定から、実際の交渉への同席まで、あなたの軍師として最後まで伴走します。

夜も眠れないほど不安な日々は、今日で終わりにしましょう。 勇気を持って、まずは私たちの無料カウンセリングにお越しください。必ず、道は拓けます。